BOOK

そばにいるだけでいい

看取り期にできるやさしい寄り添い方

いわさきひろみ

そばにいるだけでいい — 表紙

大切な人が、少しずつ「ゆっくり」になっていく時間があります。

食べる量が減ってきたり、
眠る時間が長くなったり、
今まで当たり前にできていたことが、少しずつ変わっていく。

その変化を前にすると、
「このままでいいのだろうか」と迷うことがあります。

「もっと何かできることがあるのではないか」
「何もしないことが、悪いことなのではないか」
「この選択で後悔しないだろうか」

そうやって、正解を探し続けるほど、
不安は大きくなっていきます。

でも、その迷いは、
決して間違いではありません。

その人のことを大切に思っているからこそ、
簡単に答えを出せないのだと思います。

そして、もうひとつだけ、
お伝えしたいことがあります。

そばにいること。
手を握ること。
名前を呼ぶこと。

それだけで、
その人にとっては、
大きな安心になります。

看取りの時間に、正解はありません。
でも、心が少し穏やかになる関わりは、
きっとあります。

これまで、そうした場面に
何度も立ち会ってきました。

だから、この本を書きました。

何かを「教える」ためではなく、
少しだけ肩の力を抜いてもらうために。
「それでいい」と思える時間を、
そっと支えられたらと思ったからです。

そして、この本を
「絵本」というかたちにしました。

迷っているとき、
説明の言葉は、うまく入ってこないことがあります。

そんなときでも、
絵なら、すっと心に届くことがある。

ページをめくるだけで、
少しだけ気持ちがゆるむように。
そんな時間を届けられたらと思いました。

もし必要な方がいれば、
こちらからご覧いただけます。

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