看取り期にできるやさしい寄り添い方
大切な人が、少しずつ「ゆっくり」になっていく時間があります。
食べる量が減ってきたり、
眠る時間が長くなったり、
今まで当たり前にできていたことが、少しずつ変わっていく。
その変化を前にすると、
「このままでいいのだろうか」と迷うことがあります。
「もっと何かできることがあるのではないか」
「何もしないことが、悪いことなのではないか」
「この選択で後悔しないだろうか」
そうやって、正解を探し続けるほど、
不安は大きくなっていきます。
でも、その迷いは、
決して間違いではありません。
その人のことを大切に思っているからこそ、
簡単に答えを出せないのだと思います。
そして、もうひとつだけ、
お伝えしたいことがあります。
そばにいること。
手を握ること。
名前を呼ぶこと。
それだけで、
その人にとっては、
大きな安心になります。
看取りの時間に、正解はありません。
でも、心が少し穏やかになる関わりは、
きっとあります。
これまで、そうした場面に
何度も立ち会ってきました。
だから、この本を書きました。
何かを「教える」ためではなく、
少しだけ肩の力を抜いてもらうために。
「それでいい」と思える時間を、
そっと支えられたらと思ったからです。
そして、この本を
「絵本」というかたちにしました。
迷っているとき、
説明の言葉は、うまく入ってこないことがあります。
そんなときでも、
絵なら、すっと心に届くことがある。
ページをめくるだけで、
少しだけ気持ちがゆるむように。
そんな時間を届けられたらと思いました。
もし必要な方がいれば、
こちらからご覧いただけます。